音楽出版社、著作権管理団体、演奏権管理団体

音楽出版社、著作権管理団体、演奏権管理団体の皆様は、YouTube チャンネルを利用して視聴者数を増やすことができます。YouTube チャンネルは、所属アーティスト、団体加盟者、クライアント、関係者、そしてその周りにいるチームやファンと直接つながるための入り口となります。また、プロモーション手段としても非常にカスタマイズしやすいツールです。YouTube チャンネルでは、所属アーティストや作品のストーリーを視覚的に伝えることができ、それが組織独自のビジュアル ディスコグラフィーとなります。しかも、それは最初の一歩にすぎません。チャンネルは、所属アーティスト、団体加盟者、クライアント、関係者を世界に紹介するために必要なものすべてが揃った場所です。また、チャンネルを使用して、新しいアーティストとの契約や、作品の節目を目立たせることができます。イベントの紹介や、組織に関連する取り組みの宣伝にも役立ちます。

YouTube チャンネルの宣伝力

定期的にコンテンツが更新されている YouTube チャンネルは、ディスコグラフィーを掲載するメインの場所となるだけでなく、生き生きとした息づかいを感じるコンセプト ポスターの役割も果たし、セッション、シングルカット、メディア / 広告の映像など、さまざまなコラボレーション機会を獲得するのに役立ちます。

ヒント: ブランド アカウントとしてチャンネルを設定すると、複数のユーザーが各自の Google アカウントやメールアドレスを使ってチャンネルを管理できます。

チャンネルの目標を設定する

組織にはそれぞれ独自の目標がありますが、一般的に YouTube で存在感を高めるのに役立つヒントをいくつか紹介します。

チャンネルを使用して次のことができます。

• 従来のコンセプト ポスターの代わりとして、独自の存在感を示し、印象を残す
• 新しい所属アーティスト / 団体加盟者との契約を紹介する
• 所属アーティスト / 団体加盟者の新曲、ヒット曲、チャート入り曲、隠れた名曲にスポットライトを当てる
• 所属アーティスト / 団体加盟者のためにシングルカット、セッション、メディア / 広告の映像などのクリエイティブを提案、実現する
• 受賞した業界賞や所属アーティスト / 団体加盟者の注目すべき栄誉など、組織のハイライトとなるシーンを紹介する
• 所属アーティスト / 団体加盟者のキャリアの節目を祝う
• 所属アーティスト / 団体加盟者が交流し、つながることのできる親交の場を用意する

YouTube チャンネルを使用して音楽を共有する

YouTube チャンネルは、音楽やコンテンツを他の人と共有するための手段でもあります。音楽を共有するための手段のひとつとして挙げられるのが、再生リストの活用です。この方法の特徴は、動画があることでより豊かな音楽体験を提供し、作品と所属アーティストを映像と音声で生き生きと紹介できる点です。コラボレーションの可能性や機会を得るために、所属アーティスト / 団体加盟者のリリースを誰に向けて発信したいのか、またどのような動画要素を追加すれば作品の価値を高められるのかについて、ユースケースを検討してください。ヒント: 再生リストを通じた音楽の共有は、特にデモに役立ちます。限定公開の再生リストでデモを共有すると、リンクを利用できるユーザーのみにデモを公開できます。

チャンネルを構築する

ここまで、基本的なトピックについて説明してきました。次のステップでは、新しい YouTube チャンネルを作成し、ワンポイント アドバイスを確認します。それが完了したら、より広い視点でコンテンツ戦略を練り、ビジュアル ディスコグラフィーを効果的に紹介する方法を検討しましょう。

コンテンツ戦略を立てる

YouTube チャンネルを作成する際の 2 つの主要な戦略を理解するには、コンテンツ戦略のリソースを参照してください。この 2 つのアプローチを同時に行うことで、相乗効果を得られます。また、ライブ配信を検討しましょう。チャンネルでライブ配信を行うことで、所属アーティストや団体加盟者のスタジオでの制作の様子や普段の姿をリアルタイムで効果的に共有できます。最後に、YouTube ショートの活用もお忘れなく。今後のコンテンツやリリースの見どころを紹介できます。

再生リストの詳細

再生リストは動画を整理するためのツールです。動画を厳選してグループ化することで、ファンに動画を続けて視聴してもらえます。再生リストには、リスト内のコンテンツの内容やカテゴリがわかるようなタイトルを付けましょう。組織の意図を的確に表現できるようにコンテンツを整理することをおすすめします。なお、再生リストに動画を追加するために、新たに動画をアップロードする必要はありません。YouTube 全体から動画をキュレートして自分の再生リストに追加することができます。
再生リストのアイデアには次のようなものがあります。

• 新しい所属アーティスト / 団体加盟者との契約
• 所属アーティスト / 団体加盟者のリリース、シングルカット、ヒット曲
• メディア / 広告の映像
• 隠れた名曲シリーズ
• 所属アーティスト / 団体加盟者のインタビューやコンテンツ
• 教育的なコンテンツやプロモーション
• 授賞式のコンテンツ

以下は、音楽出版社、著作権管理団体、演奏権管理団体が自身のチャンネルで実際に作成している再生リストの例です。

Enjoy these hit singles of the last two decades:

BMI’s Emoji That Track - Season 3

Support/Create/Advocate

Abramus ROCK

ヒント: 他のサービスでキュレートした再生リストがある場合は、YouTube にそれを複製することをおすすめします。